広島市の温室効果ガス排出量の算定結果を解説しよう

広島市のホームページに、
平成25年度の温室効果ガス排出量の算定結果が公表されている。

広島市

http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1460368038106/index.html
広島市では、
基準年度の1990年度に比べて、13.9%増となっている。。

広島市では、基準年の1990年度以降に、
広島大学が東広島に移転したり、
広島西空港が廃止になったりして、
そもそものCO2排出量の自然減がある。

広島市排出量

このCO2の算定は、
統計データを用いて行われるので、
平成27年度にようやく25年度の結果がでる。

すなわち、
各種データの集計までには2年以上のタイムラグがある。

広島市内には発電所がないのに、
市からのCO2排出量とはどういうことだろうか?

このからくりは、

電気等は二次エネルギーなので、
本当は発電所でCO2が排出されるのであるが、

CO2の排出量の計算は二種類あり、

発電所などの発生源で計算する方法と
エネルギーの最終消費側で排出したことにして算定する方法だ。

広島市の計算は後者になっている。

そのため、
電力消費量に、中国電力の二酸化炭素排出係数を乗じて計算している。

この係数が 平成2年の0.64 から 
平成25年度は0.719 に上昇している。

オイオイ 17%も上がっているじゃないか

実は民生部門である
家庭部門やオフィスはエネルギーの8割を電気で使う。

排出量の算定で最も相関の高い要因は 
「中国電力の排出係数」というオチだ。

私は、10年前まで、
地域の地球温暖化対策の計画策定や排出量の計算を専門としていた。

当時は、自分では日本で一番詳しいと思っていた。

でも、実際の仕事の中身は、
環境省の 「推進計画策定マニュアル」に基づいて
金太郎あめみたいな地域計画を全国で作っていただけだ。

本気で温暖化を阻止したいと考える人間は少なく、
計画も「絵に描いた餅」になっていたと思う。

しかし、
こんな机上の計算では、
人類の未来は救えない。

と思い、

実質的な温室効果ガスの削減ができる
民間企業の省エネコンサルに転身した。

今だから言えるが、

広島市の計画を見ても、
エネルギー設備についての知識のない人間には
温暖化対策の計画なんて作れるハズがない。

当時の自分もその程度だったと思う。

今なら私は、
10年間の現場での省エネコンサルの経験で、
確実にCO2を削減する計画を作ることができるだろう。

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