品質データ改ざん!トップランナー制度に不正の可能性は?

昨年から神戸製鋼所、三菱マテリアル、東レなどの
品質データ改ざんの発覚が続く中、

今度は、大手化学メーカーの宇部興産が
23日に同様の不正を発表した。

宇部興産は顧客から要求された
品質検査を一部実施しないで、
過去の実績値を流用していたようだ。

一流の企業にこのような不正問題が
なぜ起こるのか?

原因として
二つのことが考えられる。

一つは、利益優先のため、
必要のないと思われる工程を
どんどん省いていったということ、

大企業では、
部門ごとの利益率を評価するため、
現場の裁量でコスト削減が行われていた可能性がある。

もう一つは、
競争入札やコンペでは価格だけでなく、
技術力や性能も比較されるので、
実際にはコスト面で採算が合わない製品の
性能の数値データを提示して、
受注を繋いでいたかもしれない。

どちらにしても、

提示された性能を証明できていない

という事実は変わらない。

省エネ補助金においても

トップランナー基準

イラストいい感じ

https://www.eccj.or.jp/machinery/toprunner/index.html

という条件があり、

それぞれの分野で、
省エネ性能を満たした製品が優遇されている。

その基準の
省エネ性能を出せない製品は
補助金の対象にならない

ということになり、

追随するの他のメーカーにとっては
参入障壁になっている。

経済産業省 資源エネルギー庁
省エネルギー課

では

特定エネルギー消費機器の
省エネ技術導入状況等に関する調査 

が行われている、

しかし
これは自己申告の調査であり、

海外メーカー向けもあります。こっちがイケてます。

http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/more/index.html

トップランナーの規準を満たせば
エネルギー合理化の補助金の対象製品になり
需要増が期待できる。

機器の性能がメーカーの業績を決める。

前述のような事件が発覚すれば

トップランナー制度も
自主検査である限り
企業に対する信頼が失われると

数値の信ぴょう性が疑われる。

しかし、

国の補助金制度では

補助金で導入した省エネ機器が

トップランナー基準で提示された
省エネ性能がでなければ
省エネの目標値を達成できない。

達成できないと
補助金の返還の可能性もある。

今まで、詐欺以外で
返したところがあるのか
わかりませんが、

補助金を貰うと、
実績の報告義務があるため、
いつも検査しているのと同じだ。

この制度はインチキはできませんね。
噂によると
過去に問題になったケースはあるらしいです?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です