環境省のアセット事業は35億のゲーム

総予算37億円

執行機関などの経費を引いたら
補助金の総額は35億だ

昨日はアセット補助金の
公募説明会に参加してきた

会場は博多駅近くの
TKPの貸し会議室

200名近くが参加していた

前方に
環境省の方が1名

執行機関の
一般社団法人 温室効果ガス審査協会が3名

そして
アセットのCO2取引を仕切る
三菱総研のコンサルタントが3名

はじめに環境省の方が
挨拶して

その後は
選手交代しながら
2時間半の
説明会が行われた。

技術的な部分は
70代と思しき
ベテランの方が話された。

しかし、
排出量制度を含めて
すべてを理解できたのは
おそらく

会場の中で
私一人だったと思う。

説明中に
周りを見渡したら
聴衆の半分は夢の中

 

そのくらい
わかりにく話が続いた。

私は
大学で
創設されたばかりの
環境システムの研究室に配属になり

温室効果ガスの算定に関する研究を続け

仕事は、
自治体の地球温暖化対策の計画策定から
事業者の省エネの対策と設備改修

とにかく

30年近く

CO2の計算と
省エネの仕事を続けている。

だから
理解できるのだ。

参加者が知りたいのは

申請の要件

採択の基準

申請の要件は

事業費の半分が
L2-techの導入費であること

昨年までの
最低1個以上導入ではない

そして

採択の基準が
とんでもないことになっている。


L2-tech 製品の各区分で
上位3者まで

だから
省エネの費用対効果で

ドベでも

その区分の製品を
他に申請してる者がいなければ
採択

逆に言えば

省エネ費用対効果が上位でも
その区分の製品を使っている
申請者が上位に3名以上いれば

不採択

簡単に言うと

定員3人の大学を
受けるようなものだ。

当然
LED照明や空調機の分野には
多くの申請者がいるだろうから

だれも買わない
マニアックな機器を導入すれば

採択の可能性は高くなる。

しかし
人気がないということは
価格が高い

ということであり、
1/2の補助金をもらうより

普及品の方がいい

ということになりかねない。

わかりやすく書いても
わからないと思うので

この辺で終わりにするが

アセット事業は使えない

というのが結論だ。

この補助金

申請者が
激減するのは間違いない

ほとんど運任せの事業だ。

真面目な設備業者は
一年も前から営業している。
申請するだけでも
結構な仕事量だ。

こんな運任せの補助金は
当てにしないほうがいいだろう。

ちなみに
採択の選定についての
質問をしてみたが

説明者から
とんちんかんな回答がかえってきた。

説明する人も
よくわかってないようだ。

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