ガラパゴス化する日本の省エネ

国は全然使われないBEMS補助金にテコ入れするらしい。

「2012年度から総額300億円の国家予算で大々的に始まった
BEMS(ビル向けエネルギー管理システム)の補助金制度が新たな局面を迎える。
2年間に1万件の導入目標をクリアするため、
BEMSを提供するアグリゲータの2次募集を実施して、
10社程度を追加する予定だ。(ITmediaより)」

今回は、日本を代表する大手電機メーカーや電力系の企業が
参加するのではないだろうか。

昨年度の採択企業は、省エネ業界では有名な新興企業が数社参加しているが、
あまり省エネの専門ではない、IT企業の参加が目立った。
一応、会社の部署としては省エネをやっているが、社運をかけてまで
取り組んでいるとは言えない。
その証拠に実績が全く出ていない。

今回の二次募集では、本当に電力システムを理解している大企業
が参加することになれば、これまでの市況は一変する可能性がある。

ただし、ここで注意しなければならないのは、そもそも
今のBEMSは日本の電力料金の仕組みに対応して、省マネーを目指す
ものであり。世界ではまったく通用しない。

本物のデマンドサイドマネジメントは、時間帯別料金を導入する
ことであるハズだ。

このことを真剣に考えないと、国内でしか通用しない機器を日本の
大企業が売り続けるという。最悪の結果になりかねない。

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