地方はグローバルビジネスで甦る

 冨山和彦氏 の

なぜローカル経済から日本は甦るのか

 がベストセラーなって、L型大学、G型大学という言葉が話題になった。

今や、大学ではグローバル人材の育成というキーワードが必須になっている。

しかし、大学では、成績優秀な人材は、国家公務員を目指す。その次に、県や市役所への就職を希望する。

全くグローバルではない。完全なローカル人材である。

一方、グリーンテクノロジーのクライアンの中小企業は、まさにグローバルに活躍している。

福山のリサイクル装置開発会社は南アフリカにプラントを輸出しているし、シンガポールに支社を設けて、東南アジア全体をマーケットにしている。

香川の水産業者は、中国、韓国、ロシアとの取引で一年の半分程度は海外出張である。

彼らは特に、大学や大学院でグローバル教育を受けたわけではない。仕事の必然としてグローバル化が必要であった。

東京の人(国家公務員)がローカルな(国内相手の)仕事をしていて、

地方は市場が小さいのでグローバルでなければ食べていけない。

ということじゃないだろうか。

だから、自分は流行りの「地域でお金を廻す」という発想には否定的である。

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