成長戦略「3つの見える化」で悩みが解決するのか

昨日、広島市の中小企業支援センターの指導員をされていた
免出さんが、横川の事務所にいらっしゃった。

私は、創業2年目に、免出さんに紹介され、
ひろしまベンチャー助成金に応募し、
当時新設された、エコベンチャー大賞を貰った。

ひろしまベンチャー助成金(今年は公募期間が終了しています)
http://www.hiro-venture.or.jp/application.html

現在は、免出さんは広島市の仕事を辞めて、
ある企業に顧問として勤めている。

ことしは、その会社で、
新製品の開発でモノづくり補助金が採択されたそうで、
火力発電所の効率をアップする基盤を開発しているそうだ。

そして、
広島の五日市の知る人ぞ知る銘酒、
八幡川酒造の「にごり酒」を頂いた。

IMG_2292[1]

 

免出と言う苗字は珍しいが、五日市に多いそうで、
八幡川酒造の社長も免出さんらしい。

免出さんは実家が農家なので、
6次化事業にも興味があり、
次は高級野菜のビジネスを考えているそうだ。

彼の情報によれば、
来年度のものづくりの補助金の重点テーマは、ロボットだ。

地方の労働力不足を補うために、
自動化のロボットを導入して生産性を上げるというストーリーだ。

国は、最近様々な情報をWebサイトで発信している。

経済産業省の中小・中堅企業支援策を見てみると、

 

成長戦略「3つの見える化」

http://www.meti.go.jp/policy/local_economy/mieruka/index.html

というページが出来ていた。

mieruka

おそらく、東京の広告代理店が国から委託を受けて作っていると思う。

確かに、いろんな事例があり、読んでいて面白い。
そして、ほぼ実名の企業名で事例が並んでいるところが良い。
実のところ、成功事例は、経営者にとってあまり有益ではない、
成功している要因は一つではないから、そんなに単純な話にならない。

失敗事例の方が参考になる。

よく見ると、少しだが、一番下に陥りやすいワナという事例もある。

unagi
しかし、
公的な機関には失敗の情報は、あまり集まらない、
集まるのは良い報告だけだ。(当然ですが)

なにより、
この事例に出てくる企業は、有名な大手企業やその関連企業であり、
社内に優秀な人材もいるだろうから、
わざわざ公的機関に知恵を借りることもないだろう。

そもそも、役人に相談して、ビジネスに成功すると思うだろうか?

欲しいのは間違いなく、設備投資の補助金だ。

 

東京の大手広告代理店に勤めている人間に、
地方の中小零細企業の情報は収集できない。

三つの見える化で成長戦略とは泣ける

そして、このサイトの仕組みが単純なリンクで、
なお泣ける。

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