広島の新サッカースタジアムと紙屋町を考える

3月3日3時のサンフレッチェの久保会長の会見で、

広島の新サッカースタジアム建設の方向性は、
まったく見えなくなった。

これからも、
県や市は宇品案にまとめる為に、粘り強く交渉し、
最後は金銭面で関係者を納得させるつもりだろう。

それが、行政のやり方だから、

かって、
広島市がゴミ埋め立て処分場の建設で、
住民の反対にも係らず、
強引に環境アセスメントを断行し、押し進めた。

しかし、
結局は断念、
周辺住民が誰もいない宇品地区を選択した。

広島の地元の人が、

 

旧市民球場跡地にこだわるのは、

紙屋町が西日本一の繁華街と思っているからだ。

たしかに、
この場所は、かって横断歩道に人があふれ返り、
凄まじい交通渋滞を引き起こしていた。

広島はチンチン電車の街である。

そのため、交差点付近が
人とクルマとチンチン電車で大混雑になっていた。

その後、
シャレオ地下街が造られ、人は地下に消えて行った。

おかげで、渋滞はかなり緩和された。

それと引き換えに、
交差点の賑わいは消え、四隅の店舗には人が来なくなった。

今では、
交差点付近は、人がほとんど歩かない歩道になっている。

バスセンターからエスカレーターで降りてくると、
その誰もいない歩道に出る。

初めて来た人には、わかりにくいが、
地下に降りないと、県庁にも行けない。

でも、
この地下街は、旧広島市民球場へ直結していた。

だから、
野球の前後は、道路の真ん中の電車の駅から
人が溢れていた状況がなくなり、人の導線がスムーズになった。

試合の後も、
人の群れが地下街に分散し、
帰る人も、寄り道する人もとてもストレス無く移動できる。

その旧市民球場跡地は、今ではイベント広場だ。

イベントのある日は、とても多くの方が訪れる。

年間の稼働率はどれくらいになるのだろうか。

 

今回の久保会長の会見により、

宇品案は撤回、
新スタジアムの構想は白紙に戻り、

今のエディオンスタジアムを改修する事になるだろう。

今のスタジアムの場所は、
アストラムラインが西広島まで延長されるので、
ずいぶんとアクセスが良くなる。

あとは、アストラムの駅から、
スタジアムの丘までのエスカレーターを付ければ良いだけだ。

一方、旧市民球場跡地については、

この場所が、繁華街と言えるかどうか?

歓楽街を流川周辺地区に限定している事が、
広島の街をいびつにしている。

そして、
私は広島で教育を受けていないので、

あえて言わしてもらうが、

中心地に「あの原爆ドーム」がある限り、
高さ制限があり、建物を立て替えられない。

すなわち、紙屋町には未来はない。

中心地のビルは建ぺい率を緩和する事により、

その撤去費用や建設コストをカバーする事ができる。

そして、建物の収容人数が増えて、人が集まる。
中心街はタワービルを建てることでしか、生き残れない。

それができないならば、
日本一ボロい広島県庁の立て替えもペンディングのままだ。

この県庁はタワービルにしないと

この県庁はタワービルにしないと

この基本的な事を理解しなければ、

「いつまでも紙屋町の幻想を捨てられない」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。