廃棄物からエネルギーを作らせない鉄の壁

日本は、
廃棄物を焼却処分している。

廃棄物を燃やしている国は、
日本と韓国ぐらいしかないらしい。

燃やしている理由は、

減容化。

埋め立て処分場が
不足しているからだ。

廃棄物の施設で、
最も建設が困難なものは最終処分場。

その候補地さえも
探すことは困難を極める。

候補地になっていることが
バレただけで、反対運動が起こる。

よその人が出したゴミを
自分の町に埋められるのは嫌なのだ。

だから、
廃棄物は域内処理で、
自治体ごとに施設が必要だ。

そのため、
廃棄物の中間処理施設である
焼却プラントは、自治体ごとに作る。

これが、
巨大な利権になっていた。

なぜなら、
焼却プラント建設には20億円以上必要で、
20年ぐらいで建て替える。

最終処分場も20年ぐらいで満杯になる。

そのたびに、
巨大なお金が動く。

でも、人口減少で、
自治体にそれだけの体力がない。

施設の建設費は、
ほとんど国の補助金が出るが、
メンテナンス費用はでない。

廃棄物の量も激減して、
巨大な施設も必要なくなっている。

そこで、
食品残渣だけをバケツで集めて、
発酵させてバイオガスを作る。

ガスから発電する。

国立環境健所より

燃えるものは、
直接熱を利用したり、
発電したりして、小さなプラントでOK。

技術的にすべて可能だ。

問題は、
これまで
巨大な利権を握っていた人々を
どうするかだろう。

参考:国立環境研究所ホームページ
https://www.nies.go.jp/kanko/news/28/28-6/28-6-04.html

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