エネルギー合理化専門員募集 業界の矛盾

省エネルギーセンターの
省エネ診断業務はどんな人がやっているのか?

広島市の省エネルギーセンター中国支部には人が少ない

省エネルギーセンターの主たる業務は
資格試験の実施であり、
その他、経産省の省エネ診断業務も実施している。

おそらく、
地方の経産局の拠点にある省エネルギーセンターは
省エネ調査の実務をやるマンパワーはない。

実際に、
省エネ診断を行っているのは、外部の人間で
省エネルギーセンターから委託を受けた方であり、

流行りの言葉で言えば

フリーランサー

である。

先日まで今年度の専門員の募集が行われていた。

これを読む限り
省エネルギーセンターは業務の割り振りを行うだけで
直接、受診事業者を訪問して調査するのは

委託を受けた専門家(=フリーランサー)

と思われる。

この内容では、
普通の会社では個人でアルバイトすること
になり登録は不可能

個人事業主か
無職の方しか応募できない。

おまけに
65歳以下の年齢制限もアリ、

まともな人はおらんのじゃないか?

と疑いたくなる。

実際には大手の工場の現場でバリバリ働いて
定年後に専門家となられた方もいらっしゃると思うが

その資格要件を以下に列挙する。

①エネルギー管理士の有資格者
②以下のa hのいずれかの資格を有し、
かつ中小企業を対象とした国又は自治体が実施する
「省エネルギーに関する診断」の実務経験を有すること。
a)技術士(機械、電気電子、化学、衛生工学、環境)
b)一級建築士
c)電気主任技術者(1~3種)
d)ボイラー・タービン主任技術者(1、2種)
e)ボイラー技士(特級)
f)高圧ガス製造保安責任者(甲種機械、甲種化学)
g)建築設備士
h)エネルギー診断プロフェッショナル

これに診断の実績が必要で書類選考の後
面接試験が行われるようだ。

この中でも
エネルギー管理士は、実務経験が必須であり

事実上、
第一種か第二種のエネルギー工場で働いた経験がなければ
取得することができない。

試験に合格しても、ペーパーだけでは資格が取れない。

しかし、

エネルギー管理士は
省エネ関連の資格の中で
最上位に位置付けられ、

この業界でも最もニーズが高い

工場勤務から脱サラするための
最強の資格のような格好になっている。

たとえ省エネが専門でも
コンサルタント勤務だけでは
取得することはできないのである。

もともと
エネルギー管理士は
自社の工場のエネルギー管理をやる資格であって

よその会社の省エネ診断を
やるための資格ではないハズである。

私も学生に

省エネコンサルタントになるためには
工場で働いてから転職しろ

とアドバイスしなければならない

このことが、

省エネ業界に若者が育たない
最大の要因になっている。

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