IT導入補助金が400億円余る、大誤算の要因は

経済産業省が
(一社)サービスデザイン推進協議会を執行団体にして委託した
IT導入補助金が予想以上の不人気らしい、

2次公募までの制度設計には経産省の誤算があった。補助金額のわりに要件が厳しく、申請件数は低調だった。経産省は3次公募に当たって大幅な要件緩和に踏み切り、申請件数を伸ばす対策を打った。だが残り時間は少なく、当初の狙い通りに補助金が行き渡るかは不透明な情勢だ。

とのこと、このIT導入補助金とは

最高50万円までの補助金が支給される。
(昨年は2/3で100万円まで)

グリーンテクノロジーは補助金申請代行をビジネスとして行っている。補助金の申請手続きは複雑で初めてチャレンジする人は、その申請手続きの勉強から取り組まなければならない。

そもそも、
たったの50万円の補助金も、5,000万円の補助金を申請するのも基本的な仕組みはほとんど変わらない。

申請から事業完了補助金を受け取るまでは、ほとんど1年間のプロジェクトになり、その間に係る経費や人件費も含めて購入費も申請事業者が自前で払う。すべてが完了しても、審査が通らなければ補助金はもらえない。

直ぐには買えません

小規模事業者は日々の資金繰りにも窮しているところが多く、1年がかりの事業計画が必要な取り組みにチャレンジできる余裕のある会社は多くはない。

低調になっている理由を考えると

  • 少額の補助金を申請するために、調べることや手続きが複雑すぎる
  • ベンダーに丸投げすると、手続きの費用も上乗せされて補助金の意味がない
  • 中立の立場でのコンサルタントに払う経費は補助されない

また、

一番多いであろうホームページの制作は、新規に限られるし、クラウドの場合は永遠に支払いが続くのに、補助は一年だけ。

今やITツールは月額料金を払うレンタル方式が主流であり、
完全後払いの補助金制度とそぐわない。

グリーンテクノロジーは設備投資に伴う補助金申請代行をメイン事業としています。報酬は、完全成功型で補助金額の10%~20%(難易度による)としている。少額の補助金の場合でも、弊社に相談に来られる場合は対応する。

IT導入補助金は購入するパッケージソフトが決まっている場合のみ対応できる。
そのソフトウェアが補助対象として未登録の場合は、申請できない。

経済産業省は、ちょいちょい、大チョンボの補助金を出しますね。人気があり過ぎて申請が殺到して、苦情だらけになったりとか、予算が余って、埋蔵金になったりとか、市場調査ができてないか、全くやっていないのでしょう。

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