社員が辞めることになりました

グリーンテクノロジーの
社員が退職することが決まった。

私はここ数日、
仕方のない事と分かっていながら
脱力感と無力感にさいなまれていた。

日々の仕事に没頭することで、
ようやく気持ちの整理がついた。

私が25年前に
就職した環境コンサルタントでは
新入社員には、
2か月の研修が行われ、
6月から配属先で働く、

私は、
環境アセスメントが主力業務の部署に配属され
その初日の事が今でも忘れられない。

始発電車の前の
朝5時に会社の駐車場に集合させられ、

カローラバンの座面は鉄板、
背もたれは垂直の後部座席に押し込まれ

3時間かけて、
山口県の宇部市の道路建設予定地の現場に連れられ、

山に上って、昆虫採集、

昼は朝買ったコンビニ弁当

夕方ホテルに帰って、
晩飯食ってシャワーを浴びたら、
すぐに蛍の調査に現場に戻る。

夜8時ごろ再び山に登って、
ライトトラップを仕掛けて
集まる昆虫を捕まえる。

ホテルでベッドに入ったのは、12時過ぎだ。

翌朝は4時半に起きて、
野鳥の調査

昼は再び昆虫採取

それが次の日も繰り返され
2泊3日で、深夜に会社に帰ってきた。

先輩社員も当たり前のように、
それをこなしている。
(生物オタクの集まりか?)
文句も言えず。

一緒に配属された仲村君と

とんでもないところに来たな

と話をしていた。

一週間に二泊三日の出張が二回
休みはほとんどなし、

一か月の拘束時間は400時間を超えていた。
しかし、
残業時間は40時間で打ち止め
残業代の割増もなかった。

仕事は多忙を極め、
トラブルだらけ

笑いのネタには事欠かなかった。
そんな日々を自分は楽しんでいた。

環境コンサルタント業界はどこもそんなもの
と思い込んでいた。

3年以上続く社員も半数以下

そんな時代に育てられた。

30年前まで、
新卒で入社した会社を辞めるのは

脱落者

というのが常識だったのだ。

それが、
今は全く異なる

個人の職業選択の自由が
過去とは比べ物にならないくらい増えた。

人生に決められたレールはなく

勝ちパターンもない。

大手企業に勤めていても
定年まで働く人は稀だ。

ネットで情報は溢れており、
自分の会社以外の情報もどんどん入る

可能性は無限大だ。
今の職場より他が良く見える

しかし、独立するなら別だが

サラリーマンは続けてなんぼ

能力より、勤続年数が大切

社長にとっては、
長く勤めてくれた社員が一番大切だ。

また、そうしないと
どんどん人が辞めていく会社になってしまう。

社員が直ぐ辞める会社は
利益がでないし、生き残れない

ブラック企業で鍛えられて
今の自分があり、

週休2日で8時間勤務
有給は年に20日という労働スタイルでは
いつまでたってもプロのレベルにはなれない

と正直な気持ちはある。

しかし、
そんなことを言っていると
若者は来ないし、労基が黙っていない。

これからも
スタッフの入れ替わりは仕方ない、

それが
彼らのスキルアップにつながれば良いと
考えるしかない。

世の中
矛盾だらけだ

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