リニアモーターカーは現代の戦艦大和か イーロンマスクの描く未来

呉市は、鹿児島県枕崎市沖約200キロの海域で調査。
水深350メートルの海底に横たわる大和の船体を無人の潜水探査機で撮影した。
その画像がNHKのテレビで放送されていた。

番組の中では、

技術者は、既に航空機による攻撃が主流になる事がわかっていたが、軍の上層部はこれまでの戦艦同士の戦いしか想定できなかった。

それが、悲劇を招いた。

大和が造られるているときには、既に航空母艦での飛行機の戦いの時代になっていたのだが、途中で建造をやめる事が出来なかったという話をしていた。

LCC(格安の航空会社)が増えて、既に国内の高速移動は航空機の時代になっている。

ビジネスマンの多くが、東京大阪間も飛行機を使う。

そのときに、20年以上前に計画されたリニアモーターカーによる高速鉄道の建設が始まっている。

リニア建設には、鉄道会社やゼネコンを始め多くの企業の仕事ができるだろう。

なにより、リニアには莫大な電力が必要とされるので、人口減少で売上げが下がる電力会社を救うかもしれない、原発稼働の動機付けになるだろう。

 

リニアは建設そのものが
目的化している。

 

アメリカでは、あのアイアンマンのモデルになったイーロンマスクが構想したハイパーループ“の本格試験走行が始まった。

 

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このハイバールーブは、真空の管の中を時速1,100キロで走る交通システムだ。

いわば、地上を飛ぶ飛行機で、今の飛行機よりも速い。チューブの中を真空にして、抵抗を極限まで無くすので、ほとんど電気を使わない。

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まだ、実験が始まったばかりで、実用化までには多くの課題があるだろう。

しかし、地球温暖化で化石燃料の使用が制限される未来においては、理想的な都市間交通であり、なにより夢がある。

技術者は未来の夢に向かって研究開発することに使命を感じ、喜びを感じる。

そこには、会社の売上げや利益というような、俗っぽい願望ではなく、未来を創るという情熱がある。

地球環境問題を根本的に解決するためには、

 

再生可能エネルギーだけで、
近未来の姿を描くこと。

環境ビジネスに携わる者は、
その近未来を見つめていくべきだ。

それを、バックキャステイングと呼ぶのかもしれない。

バックキャスティングとは、未来を予測する際、目標となるような状態を想定し、そこを起点に現在を振り返って今何をすべきかを考える方法で、いわば未来からの発想法である。
現在、地球規模の問題となっている温暖化防止や持続可能な社会の実現など、これまでのやり方や考え方では答えが見つからない問題を議論したり、解決策を見つけるために用いられることが多い。

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