電力小売の全面自由化についての説明に参加しました

経済産業省 電力取引監視等委員会による
説明会から先ほど帰ってきた。

広島市の合同庁舎で、13時半から、
休憩挟んで3時間の長丁場。

私は、開演15分前に到着したが、
300人の会場が満席で、
左右に5台のテレビ局のカメラが並んでいた。

第一部の説明者は、
電力取引監視等委員会の委員で金融の専門家で、

 

圓尾 雅則(まるお まさのり)氏

 

この委員会は5名で構成され、理系の委員はたったの1名。

http://www.emsc.meti.go.jp/committee/member.html

技術屋が支えている電力システムなのに、
改革のトップは文系なのだ。

技術系の会社でも、

経営層は文系ばかりと言う日本の体質を感じる。

 

イーロン・マスクやスティーブジョブスのような、
技術屋が仕切る会社に、私は憧れる。

さて、説明の中身も
商売のルールのような話に終始してた。

一応質問の時間もあったので、

 

これからは、客を見て値引きしたり、
他社から乗り換えで現金20万円とかサービスがあり得るか?

と聞いたら、それは否定しないという回答だった。

しかし、私が根本的に抱いている疑問がある。

その疑問とは

 

一般電力会社より安く電力を

売れる会社があるのか?

小売り自由化

ということである。

新電力の代表として、エネットの秋山氏が登壇され

さんざん、自由化への取り組みを説明して、
最後に、家庭向けの電気を販売する予定はないと説明された。

 

バカにしているのか?

 

この説明会は全面自由化で、本命は家庭向けの話のハズ。

最後に、中国電力の流通事業本部の
ネットワークサービスセンターの米井さんが話の冒頭に、

少子高齢化と節電で、
電力市場はますます縮小傾向にある中で自由化となり、

これからは、自分の地域の客をしっかり守っていきたい

という趣旨の話をされていた。

本質は、

自由化で新しい市場ができるのではなく、
今までの電力会社が独占していた儲けを

他の会社にもシェアする話だと思う。

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それにしても、
司会進行役の山本さんが素敵でした。

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