省エネ診断で提案するエコシルフィは、補助金がない!

省エネ設備の補助金といえば、経済産業がSIIに委託している省エネルギー投資促進の補助金が最大である。しかし、この補助事業は設備の置き換え という条件があり、かつ電気や化石燃料を消費しない設備は対象になっていない。そのため、ペアガラスや太陽光発電などは補助対象にならない。
一方環境省の方は、断熱工事などの間接的にCO2削減に繋がるものは補助対象になる補助金もある。

特に、コロナ禍のときに高効率換気扇に対しての補助金が作られた。換気扇はそれ自体は省エネではなく、普通の換気扇より消費電力は大きくなるけれど、熱交換の仕組みで、エアコンで暖められた(冬)空気を換気するときに熱交換器の仕組みで熱を回収することによってエアコンの省エネに貢献する十いうものだ。


今回紹介するエコシルフィとは

天井の高いホールやエントランスは優雅な気分になるし、オフィスでも天井が高い方が開放感があって好まれる。しかし、天井が高いと空調負荷が高くなるし、冷暖房時は熱い空気は天井へ、冷たい空気は下に下がる。そのため暖房時のエアコンの熱は天井付近に停滞し、足元は寒く感じる場合が多い。
エコシルフィは、天井からサーキュレータで室内の空気を循環させ、人間が温かく感じる足元に温かい空気を送る仕組みだ。

いくつかの代理店のHPを見ると、多くの実績があり、評判も良いようだ。

http://www.eco-sylphi.com/

しかし、これは設備の置き換えでもなく、空調機の改良でもないため、現状では補助金は難しいだろう。省エネの実データはあるけれど、年間を通してどれだけ電気代の節約になるかは、単純な計算では難しい。

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