昨日は、広島環境取引所の開設セミナーを実施しました。
広島環境取引所とは、日本環境取引機構株式会社の地域取引所であり、グリーンテクノロジーが運営事務局の委託を受けている。
このセミナーは参加費は3,000円で、100名の参加を見込んで企画した。
はじめは、人数が集まるか不安であったが、幹事会社である豊国工業さんやN.H.Cさんの協力のおかげで、1週間前に申し込みが100名を超えて、それからは申し込みをお断りするという事態になった。
当社も日ごろお世話になっているお客様に案内をしていたが、こんなに反響があるとは、正直驚いている。特に地元のメジャー新聞である中国新聞に掲載されてからは、毎日電話で10件以上の問い合わせがあった。
セミナーのテーマは、GHGの排出量取引であった。これには環境のビジネスチャンスをつかみたい企業と省エネやコスト削減を目的としている企業の2つのタイプの企業が参加している。
我々もビジネスを狙っている側であるが、もともとこの分野で仕事をしてきたので、甘い幻想はないし、環境対策でお金をいただく事の難しさを知っている。
しかし、セミナー参加者とお話をすると、温暖化対策の分野には夢があり、大きな市場であると一応に期待されている。実際には何をすれば儲かるとかの話にはならないのだけれど、なんとなく成長分野で不景気に関係のない業界ではなかろうかと思われている。
しかし、環境分野であってもプロでなければ生きていけない。なにか特殊能力があり、専門性が高く、身につけるために5年以上の経験を必要とする仕事でなければ、すぐに他者から仕事を奪われるだろう。
我々は、環境とIT技術のスペシャリストとして最高のレベルに到達しなければ、会社を存続させていくことは難しいだろう。