先日から大手設備メーカーの営業マンから
補助金を活用したい案件の
相談が来ている。
補正予算が出たらすぐやりたいそうだ。
補助金の仕組みについて、
改めて説明すると、
- 概算要求が発表になり、事業名と概要がわかる
- 国会承認(補正の場合は閣議決定)
- 執行機関の公募(建前は入札)
- 執行機関から公募要領、公募期間が発表される
- 公募
- 採択(審査機関は約2か月)
以上の流れになる。
これに、環境省、国交省の場合はもう一度
申請書を承認していただいた上で、
初めて契約、着工できる。
また、平成30年度補正の事業の場合
事業期間は年度をまたいで行われる。
公募は来年の3月以降、採択は5月ごろになる。
常識的に考えると、
補正予算はその年度で消化しなければならない
ように思えるが、そうではない。
このあたりの仕組みと流れを理解してもらえれば
補助金ですぐやりたい
という話にはならない。
最低でも、
概算要求で事業内容が見えてから
計画を立てなければならない。