システム開発の限界と横川駅への引っ越しについて

昨日は、
ある調査業務のヒアリングのため、
久しぶりに中国電力の本店に伺った。

私は、
前職の会社で15年前に、
中国電力から初めて仕事を頂いてから、

10年以上、
中国電力から、
エネルギー診断に関するシステム開発や
データ解析の仕事をさせてもらっていた。

独立して、
会社を創業したときも
中国電力との打ち合わせが一番多いので、
本店から歩いて行ける距離に事務所を借りた。

創業から5年後、
自分が倒れて長期入院し、
会社の存続も危ぶまれた状態で、

システム開発の仕事をフェードアウトしたため、
中国電力との直接の取引はなくなっていた。

システム開発の仕事は、
工数を読むのが難しい。

請負でやるには
リスクが高すぎる。

その原因は、
コンピューターの世界の
技術進歩の速さにある。

常に技術のトレンドが変わっていくので、
見積もり段階では、

想定できない事案が発生する。

そのため、
システム開発の小さな会社は、

事実上、
人材派遣会社になっている。

客先に技術者を派遣して、
開発を行う。

そうすることで、
想定外の工数がかかったときも、

残業代や工期延長の人件費は
クライアント側が持つので、
リスクがない。

むしろ、収入が増える。

自分は、
人材派遣という仕組みに抵抗があり、
その分野に進出することができなかった。

中国電力への打ち合わせに向かいながら、
過去の様々なことを思い出してしまった。

正直、
創業して8年間は次から次とトラブルが起こり、
自分の仕事は、
消防士のように火を消すことばかりだった。

昨年6月に、
横川駅から徒歩1分の場所に
事務所を引っ越しした。

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理由は、交通の便が良いからだ。

我々の業界は、
働く人が一番重要だ。

人が通勤し易い場所を考えた。

ビジネスは立地一番

というのは、
船井総研の船井幸雄の言葉だ。

事務所の内装や景観が素晴らしくても、

自分たちのビジネスにとって、
何の得にもならない。
もっとも有利な場所にすべきだ。

引っ越しは、
方角も良かったのだろう。

横川駅前に移ってから、

順調そのものだ、

好事魔多しというから
気をつけなければならないけど。

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