失敗?グリーンリカバリーの実現に向けた中小企業等の CO2削減比例型設備導入支援事業

小泉前環境大臣の肝いりと思われるグリーンリカバリー補助金、50万円上限の省CO2診断と設備更新の補助事業であるが、従来の対象経費の何分の一という補助金ではなく、削減できるCO2 1トンあたり、5,000円(中小企業の場合7,700円)の補助金を出すというスキームだ。

診断事業の方も、単に診断をするだけでなく、必ず?設備更新の申請をしなければならないような書き方である。
しかしながら、この制度を利用しても一般的な空調や冷凍冷蔵設備の更新では、事業費の10%以下の補助金しか狙えない。

そもそも、CO2 1トン 5,000円という値がどこから来ているのか?

おそらく、Jクレジットの取引価格を参考にしたのだと思う。
私の経験では、CO2削減の費用対効果を計算すると、CO2を1トン削減するのに(耐用年数を乗じて)大体4万円から20万円以上になる場合が多い。ところが補助金がたとえ7,700円だとしても、補助率に換算すると1/5~1/30にしかならない。

補助対象設備に再エネや未利用エネルギーも含まれることは歓迎であるが、補助金額が少なすぎる。

これでは、労多くして益なし。

申請を断念する事業者も多いのはないか?
本事業は、初めての試みなので、想像でしか言えないが、申請する事業者は少ないだろう。

制度の大幅な見直しが必要だと考える。

★申請書の耐用年数の数値があまりに小さいと質問したら、これは間違いであるという返事が来ました。

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