地方が豊かになるための再生可能エネルギー

今日は尾道市の企業に
リサイクルプラントにおける
補助事業の説明に伺った。

 

電力自由化により、
発電事業に興味をもつ企業が増え、

かってはサーマルリサイクルと呼ばれた
廃棄物による熱回収から
リサイクル発電事業にトレンドが移っている。

特に、
食品残渣などのバイオマスの場合は、
発電した電力を固定買い取り制度で
電力会社に20年間定額で売ることができるため、
事業計画が立てやすい。

問題は、
安定的に原料を確保することができるかと、
排水の処理だ。

食品廃棄物をメタン発酵して、
ガスを取り出す場合、
同時に廃液としての液肥が発生する。

これは、
農業用の肥料として
活用することが理想的である。

しかしながら、
都市ではつかえる農場が近くにない。

どうしても、
原料の運搬と液肥は
ある程度の距離を運搬しないといけない。

私は、東京に出張に行くたびに、
地方は東京に食料と電気を売る産業で
生きるべきだと考える。

東京は人が沢山いるが、
エネルギーと食料は地方に依存するしかない。

地方は、
大型火力発電や原子力発電から、
再生可能エネルギーを
都市の住民に売ることで収入を得るべきだ。

太陽光発電は地方に乱立しているが、
その所有者は
都市に住んで、富が都市に流れている。

発電所が立地する地域は
ゼンゼン豊かにならない。

この制度の欠陥はここにあるだろう。

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