パリで今月末の、11月30日から
第21回国連気候変動枠組み条約締約国会議
(COP21)の開催が予定されています。
この会議は、世界の国々がそれぞれ目標を決めて、
温暖化ガスを削減していく条約の内容を話し合います。
しかし昨日、
パリで同時多発テロが発生し、
死者が150人以上も出ていると報道されています。
詳しい情報はまだ分りませんが、
「イスラム国」が犯行声明を出していることから
フランス全土に非常事態宣言が発令されています。
パリのCOP21では、世界中から要人が
集る予定になっているました。
このままでは、世界の温暖化対策を決める事が
できない可能性もでてきました。
さて、広島は昨日から雨が続き、
市内最大の太田川放水路の河川敷が
水面下に消えていました。
ここの河川敷は、
普段の休日にはバーベキューや散歩などで
家族連れで楽しんでいる人が沢山います。
こんな風景を見ると、ふと
地球温暖化がどんどん進んでいる
のではないかと不安になります。
原子力発電所の事故以来、火力発電所が主力となり、
電気を1kwh 作るのに何トンのCO2が排出されるか
というCO2の排出係数が軒並み上昇しています。
参考 環境省平成平成25年度
電気事業者ごとの実排出係数・調整後排出係数等の
公表について(お知らせ)
ここ3年で、太陽光発電のパネルは相当増えています。
しかし、実際にどの程度CO2の削減に貢献しているのか、
変動要因が多すぎてわかりません。
太陽光発電は国全体のCO2削減に
全く貢献しないという学者もいます。
国はCOP21に先立って約束草案(削減目標)として、
今年の7月17日に
2030年年度に温室効果ガスの排出量を
2013年度と比べて26%削減する目標を
国連条約事務局に提出しています。
前回の京都議定書は、
肝心のアメリカが国内事情で逃げて、
今や最大の排出国の中国が途上国扱いで、
参加していません。
今回は、絶対にこんな事にならないように、
世界の人々が注目しています。
日本は原子力発電というCO2 削減手法を
ペンディングしています。
だから、これからも、
革新的な省エネ・創エネの新技術を
普及させて行く必要があります。
少しずつパリのテロの詳細が分ってきました。
おそらく、パリの会議は中止になるでしょう。