昨日も脱原発の新党が結成されるとのニュースが流れた。
果たして、脱原発は可能なのか?
初めから野党になることを想定した政党であれば、現実には出来るかどうかわからない脱原発をスローガンにすることができるだろう。
しかし、与党を目指している政党は、そう簡単ではない。
私の考える法則の一つとして「人は信じたい人を信じる」というものがある。
それは、人は自分がそうなれば良い、それが理想的だと思っている話をする人を信じたがるということである。
だから、詐欺に引っかる人があとを絶たない。3年前の民主党にはみんな騙された。
例えば、「再生可能エネルギーで脱原発ができる」とか「太陽光発電で儲かる」というような話を信じたがる人が多い。
専門家でなければそれでも良い。だがエネルギーの専門家を自称する者はそうは行かない。
今のところ、太陽光発電は電力会社が費用分担することで成り立っている。
また、自然エネルギーは、国内で新たな雇用を生むこともなさそうだ。(中国から安価なパネルが輸入される)
そんな中では、新党大地の鈴木代表が言う「ロシアからパイプラインで天然ガスを持ってくる」という話がもっとも現実的な脱原発の方法だと思う。
しかし、沖縄電力を除く電力会社は既に原発に膨大な投資をしているので、これが不良債権になることを了解するとは、とうてい思えない。