地方にこもる若者たち
という本を読んだ。
昔は地方の若者は地元(地方)から東京に憧れたけれど、
今では、地元が好きで東京にはそれほど憧れない。
(年に一回遊びに行ければ満足だとか)
なぜ、地元がパラダイスになったか。
それは大型ショッピングモールができて、
欲しいものはほとんど手に入る。
休日は車でドラブしてショッピングモールに出かける。
食事も郊外のロードサイドのレストラン。
若者にとって地方都市が「ほどほどパラダイス」になったという話である。
東京は公共交通機関が充実し、駐車場のコストも高く、車を持たない若者が一般的だ。
一方それ以外の地方は、どこに行くのも車が一番便利である。
完全に日本は二極化していると思う。
地方で、省エネビジネスというニッチな分野でビジネスを展開することが可能であろうか?
全国展開できる商品を扱うならば、
営業は、今やwebマーケティングの時代で
会社の場所は問題にならないだろう。
全国を相手にサービスの提供が出来るかどうかにかかっている。
(だから、クラウドサービスなんか田舎モンがやれば良いと思う)
それにしても、アメリカは大企業の本社がニューヨークに集中しているのだろうか?
なぜ、日本は東京に集中してしまったのか?
堺屋太一の本ではその原因について言及されている。
やっぱりテレビのキー局と出版社が大きいだろう。
全国版のテレビで放映されるほどインパクトの大きなことはないだろう。