再生可能エネルギーという名の環境破壊 パーム油発電 morishita 2017 年 10 月 30 日 2017 年 10 月 30 日 再生可能エネルギーという名の環境破壊 パーム油発電 へのコメントはまだありません 太陽光発電の固定買い取り価格が下げられ 発電事業の次のターゲットは パーム油発電 これは主にインドネシアやマレーシアで 栽培される油ヤシからとれる油で発電する事業だ 当然、 日本には存在しないので輸入することになる。 パーム油は食品や化粧品などに使われている。 パーム油を生成した時の残渣で発電するそうだが、 需要が増えれば、生産が拡大することは必然、 インドネシアでは オラウータンの住む森林が どんどん伐採され油ヤシの畑が拡大している。 参照 グリーンピースHP http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/pg/blog/48321/ 固定買い取り制度とは 発電した電気を本来の市場価格に 環境負荷低減というプレミアム価格で買い取る制度、 その賦課金は 電気を使う需要家(ほぼすべての国民)が負担している。 インドネシアで採算がとれない発電事業が 固定買い取り制度のおかげで 日本にパーム油を輸出することで儲かる。 数年前から、日本の商社が 地方の中小企業にビジネスモデルを売り込んでいた。 そんなこともあり、 今年度のバイオマス発電の申請の半分が このパーム油発電になっている。 既に日本の各地に パーム油の発電所が計画されている。 太陽光発電と異なり、 パーム油発電は燃料となるパーム油が必要だ。 それが、 地球温暖化対策と言えるのだろうか? パーム油そのものは カーボンフリー(トータルでCO2ぜロ)であっても その生産過程でCO2を排出するのでは本末転倒である。 現在のCO2排出量のカウントでは、 燃料の燃焼時のCO2排出量しか計算しない、 しかし、地球温暖化対策の観点では エネルギーのCO2排出係数についても LCA(ライフサイクルアセスメント) の考え方を採用するべきだ。 いわゆる、 生産-使用-廃棄まで考慮したCO2排出量だ。 生産工程で環境破壊し、 CO2を排出し、 輸送にエネルギーを使う エネルギーはカーボンフリーと呼べるだろうか? 海外の環境破壊で 日本が環境負荷低減とはいかがなものか? 環境ビジネスとは、 世界全体として 持続可能な社会を実現するための 事業活動でなければ意味がない。 参照 自然エネルギー財団HP http://www.renewable-ei.org/column/column_20170904.php