今週は
信じられないニュースが続いた。
一つは広島高裁での
四国電力伊方原発の稼働停止の判決
その根拠は
阿蘇のカルデラの噴火の可能性
阿蘇山は9万年前に大噴火した。
その危険性で発電所を止めるとは
裁判官は
完全に頭が狂っている。
売名行為かもしれんが
論理的な思考ができんのか
もし阿蘇が噴火したら
原発どころじゃなく
西日本全域が廃墟になる。
そんな地球規模のリスクと
原発のリスクを同じ土俵で評価できるはずがない。
地球の歴史と
人類の歴史はスケールが違い過ぎる。
地球は50億年 人類は数万年
地球温暖化対策は、
今後100年の課題で
このままの状態では
人類の存亡そのものが確実に脅かされる。
海面上昇が続けば
日本そのものが海の底に沈む可能性もある。
数学的なセンスがなければ
リスクは理解できない。
リスクとは
可能性×影響
の積であり
どちらもゼロにすることは不可能だ。
もう一つが
スパコンの補助金詐欺
もし放送されていたら、ゴーストライター事件の佐村河内氏の再現になってた
次々と続報が入り、
自分の作った関連会社に外注することで
補助金を水増ししていた手口がわかってきた。
補助金や政府からの資金の総額は
キャリアウーマンの
ブルゾンちえみもびっくりの
100億
どうしてこんなことになるのか
日本には
民間からのベンチャーへの投資は少なく
政府が補助金で
先端技術のベンチャーに資金を提供している。
ゲームやSNSみたいな
ソフトだけの会社には補助金を出さない。
ソフトは資産価値がわからないからだ。
だから、
有望なメガベンチャーがでると
そこに国庫のお金が集中する。
審査する方も
自分の金ではないので、甘さがあるだろう。
経営者の肩書や
プレゼン資料で判断するしかない。
だから、
研究開発する時間より
プレゼン資料や
補助金の申請書を作る仕事が優先される。
自分は思う。
100億の金を貰う前に
10億ぐらいは
自前で稼げる才能がなくては
世界を変える企業にはなれないだろう。
ソニーもパナソニックも
最初は自前で商売していたハズ
(今では日本の大手はほぼ補助金漬け)
それに、
ベンチャー企業の社員が
最初から高給取りという社会もおかしくないか?
億単位の補助金を貰うと
金銭感覚もマヒするだろう。
昔の日本は金儲けがうまい商人とは違い、
貧乏でも志の高い武士がいた。
それが金と名誉の両方を求めると
悪に手を染めるものも出てくる。
拝金主義が世の中を狂わせる。
補助金獲得が
目的化してはいけない。
制度的な点を指摘すれば
一つの企業体が
年間2億円以上の補助金を貰う事も問題だ。
この点は省エネ補助金も当てはまりますね。