中国新聞によると
中国電力とJFEスチールが共同で計画していた
千葉の石炭火力発電所が中止になった
表向きの理由は、
建設費の増加などとなっている。
中国電力は
最もCO2排出の少ない火力発電の技術がある。
それでも、
石炭火力は反ESG(環境・社会・ガバナンス)
なので投資家が寄り付かない
というのが本当の理由でないだろうか?
国連の
SDGs(エスディージーズ)
は貧困の撲滅が中心で
必ずしも環境問題に限らない
人権問題がテーマだ。
持続可能な開発目標(SDGs)、通称「グローバル・ゴールズ」は、貧困に終止符を打ち、地球を保護し、すべての人が平和と豊かさを享受できるようにすることを目指す普遍的な行動を呼びかけています。
日本も採択しており、
これからの政府の施策は
このゴールに向けての取り組みにシフトしていく。
環境ビジネスは、意識改革だけでは成り立たない。
コストのかかる環境対策は
市場経済原理では敬遠される。
だから、国は規制や補助金で
企業の環境配慮にインセンティブを与えてきた。
しかし、世界の動きは
SDGsに反する事業には資金を出さない
投資家によって企業や社会が変わる
というステージになってきた。
国も、
その流れに逆らうお金は使えなくなる。
補助事業は公共事業であり、
社会的意義がなければならない。
環境ビジネスに取り組むものは
SDGsを熟知しておく必要があるだろう。