昨日は広島市のメルパルクホールで
中国経済産業局主催の
エネルギー合理化シンポジウム
に参加してきた。
講演は以下の内容だ。
(1)『エネルギー政策の確立に向けた持続可能な社会づくり』
(名古屋大学 大学院環境学研究科
持続的共発展教育研究センター特任准教授 杉山範子氏)
(2)『省エネルギー政策の動向について』
(資源エネルギー庁省エネルギー課)
(3)工場・事業場における効果的な取組事例の紹介
『廃熱を活用した省エネ/省コストの取り組み』
(一般社団法人日本エレクトロヒートセンター)
『エネマネ事業者による省エネ設備導入事例』
(アズビル株式会社)
基調講演の杉山先生は
もとテレビで人気のお天気キャスター
地球温暖化問題
(=気候変動問題)界の
アイドル的存在
http://www.weathercaster.jp/sugiyama-noriko/
気象の仕事をしていると
気候変動問題は避けては通れない
近年の異常気象の頻発は
地球の環境が
急激に変化していることが要因だ。
環境が変化しているから
今まで経験したことのない異常気象になる。
それは人為的な
二酸化炭素の排出が原因だ。
二酸化炭素を大気に放出する化石燃料は
21世紀中には使われなくなるだろう。
世界では、
再生可能エネルギーへのエネルギーシフトが
当たり前のように進められている。
日本では、
自家発電所を持つ大規模工場でない限り、
電気のことは電力会社にお任せ。
自らが
エネルギー源について考えることもない。
世界が、
脱温暖化に向けて動いているならば
日本もその分野の技術である
省エネルギーと
創エネルギー
(再生可能エネルギー)
に全力で取り組むべきだ。
それが、
技術立国を標榜する
日本の立ち位置である。
しかし日本の役所は、
脱温暖化も掛け声ばかりで
実際に行動することはできない。
それは、役所の意識が
前例踏襲主義
であるからだ。
企業は違う
イノベーションを
追いかけることこそ
企業が生き残る道だ。
我々中小企業も、
自らが実験台となり、
脱温暖化の取り組みにチャレンジし、
その経験と技術を世界の国々に売り込める。
講演が終わって、
杉山先生に挨拶にいったら、
名古屋大学時代に
井村先生の紹介でお会いしたことがあり、
杉山先生が
私の名刺のイラストを覚えてくれてました。
杉山先生も井村秀文先生の
EUと日本の都市が連携して
脱炭素に取り組むプロジェクトに
参加されているそうです。
中国地方の都市でも
このプロジェクトに参加できるように、
これからプッシュしてみます。
国際都市間協力