品質データ改ざん!トップランナー制度に不正の可能性は? morishita 2018 年 2 月 26 日 2018 年 2 月 26 日 品質データ改ざん!トップランナー制度に不正の可能性は? へのコメントはまだありません 昨年から神戸製鋼所、三菱マテリアル、東レなどの 品質データ改ざんの発覚が続く中、 今度は、大手化学メーカーの宇部興産が 23日に同様の不正を発表した。 宇部興産は顧客から要求された 品質検査を一部実施しないで、 過去の実績値を流用していたようだ。 一流の企業にこのような不正問題が なぜ起こるのか? 原因として 二つのことが考えられる。 一つは、利益優先のため、 必要のないと思われる工程を どんどん省いていったということ、 大企業では、 部門ごとの利益率を評価するため、 現場の裁量でコスト削減が行われていた可能性がある。 もう一つは、 競争入札やコンペでは価格だけでなく、 技術力や性能も比較されるので、 実際にはコスト面で採算が合わない製品の 性能の数値データを提示して、 受注を繋いでいたかもしれない。 どちらにしても、 提示された性能を証明できていない という事実は変わらない。 省エネ補助金においても トップランナー基準 イラストいい感じ https://www.eccj.or.jp/machinery/toprunner/index.html という条件があり、 それぞれの分野で、 省エネ性能を満たした製品が優遇されている。 その基準の 省エネ性能を出せない製品は 補助金の対象にならない ということになり、 追随するの他のメーカーにとっては 参入障壁になっている。 経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー課 では 特定エネルギー消費機器の 省エネ技術導入状況等に関する調査 が行われている、 しかし これは自己申告の調査であり、 海外メーカー向けもあります。こっちがイケてます。 http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/more/index.html トップランナーの規準を満たせば エネルギー合理化の補助金の対象製品になり 需要増が期待できる。 機器の性能がメーカーの業績を決める。 前述のような事件が発覚すれば トップランナー制度も 自主検査である限り 企業に対する信頼が失われると 数値の信ぴょう性が疑われる。 しかし、 国の補助金制度では 補助金で導入した省エネ機器が トップランナー基準で提示された 省エネ性能がでなければ 省エネの目標値を達成できない。 達成できないと 補助金の返還の可能性もある。 今まで、詐欺以外で 返したところがあるのか わかりませんが、 補助金を貰うと、 実績の報告義務があるため、 いつも検査しているのと同じだ。 この制度はインチキはできませんね。 噂によると 過去に問題になったケースはあるらしいです?