本日は、広島空港7:40発の飛行機で東京に向かう、
ある大手の会社から相談を受けて、
プロジェクトの補助金獲得の作戦会議に参加するためだ。
グリーンテクノロジーは営業範囲を西日本と決めているため、
エリア外の仕事は基本的に受けない。
普段は、山陽道や瀬戸大橋の高速道路をクルマで走って、
営業している。
しかし、
今回はプラント建設の現場が山口県と聞いたので、
相談に乗る事にした。
実は、
数年前まで、案件があれば、全国どこでも出かけていた。
腰が軽い事(行動力)がビジネスの基本だと信じていた。
しかし、
移動時間がロスであり、交通費もムダと感じてもいた。
そこで、
我々の仕事は、信用が一番であり、それは口コミが一番だと考え、
地元で集中的に仕事をして、地域一番を目指す事に方向転換した。
と言えば、カッコいいけど、実際は東京にはライバルが多いので、
同業者の少ない西日本で、民間向け環境技術コンサルタントとして
行きて行く道を選んでいる。
さて、
昨日は、昨年度の
地域工場・中小企業等の省エネルギー設備導入補助金を見直した。
この補助金は、施設設備の導入ができる事が画期的であった。
そのため、
真偽のほどは確かでないが、大手製造業が、すべて段取りして、
下請け会社に
「最新式の生産設備」を買うように指導したという話もあった。
中小零細企業では、
国の補助事業に関する情報を収集する余裕はないので、
噂になって聞いた時には、
公募は終わっているというのが実情だ。
地方の事業者は、役所と言えば県や市町を想定していて、
国の事業に関わりが無いので、
ホームページを見たり、説明会に行く事もない。
県や市町のお役人も、
国の事業(特に補正予算)に関わると、
本来の自分の仕事ができなくなると思うのか、案内すらしない。
そんななかで、
地方で採択を受けるのは、東京に本社がある事業所が多い。
ここだけの話であるが、(たぶん、このブログは消えます)
昨年度の補正予算に人気が爆発した最大の理由は、
実は全く別にある。
それは、
補助金申請につきものである「会社の決算書」である。
ほとんどの補助金は、会社の経営状態を示す資料を提出する。
補助金の採択の合否は、一次試験と二次試験があり、
一次試験は、会社の決算書が優良でないとクリアできない。
決算書が悪いと二次試験はない。
それを知らずに、頑張って申請書を作っても、意味が無い。
と考えた方が良いだろう。
それが、昨年の補正予算の事業では、提出する義務が無かった。
それが、応募が殺到した理由に違いない。
我々は、過去に200件以上の申請を行っているが、
赤字で採択を受けられたのは1件だけである。
今年度補正事業は果たして、