今朝のラジオが、パリで厳戒態勢の中、
COP21が開催されたと言っていた。
来年度の環境省の概算要求は、
この新しい温暖化対策の枠組みを
前提とした事業が多い。
先日のブログで書いた、
CFPのプラスチックの油化システムについては、
補助事業に採択されるべく
我々は、様々なアプローチを試みた。
その結果、
国はマテリアルリサイクル(モノをモノに戻す)を指向しており、
サーマルリサイクル(エネルギーで利用)を認めない
方向性であることが分かった。
ただし、
リサイクル資源物をいったん廃棄物と認識すると、
そこからエネルギーを回収することは支援している。
なので、
プラスチックをゴミと認定すれば、
プラスチック油化は補助対象になると考えられる。
ゴミとして処理するなら、
エネルギーを回収せよと言うことである。
あらためて、
平成28年度の環境省の概算要求を見てみると、
地域の自立・分散型のエネルギーセンター
としての廃棄物エネルギーの徹底活用
の中に、低炭素型廃棄物処理支援事業があり、
その具体的な内容は、
①事業計画策定支援
廃棄物由来エネルギー(電気・熱・燃料)を、
廃棄物の排出者及びエネル ギーの利用者等と
協力して用いる事業に係る事業計画の策定を支援
②低炭素型設備等導入支援
a 廃棄物処理に伴う廃熱を有効利用する施設の設置
b 廃棄物由来燃料製造施設(油化・メタン化・RPF化等)
c 新規又は追加的に設置する廃棄物処理施設の
省エネ化及び廃棄物収 集運搬車の低燃費化
これは、イケそうだ。
補助率の標記がとてもわかりにくいが
民間の油化設備にも1/3の補助がつくのだろう。