今年のGWは4年ぶりに行動制限がないため、旅行に出かける人がコロナ前の水準に戻るという。
ところが、4月からの電気代の倍増により、電気代のコストアップへの対策を考えておかないと、今度は電気代で苦しむことになるだろう。電力自由化で新電力への変更で一時的に電気代を安くすることができた施設は、今度は逆にその値上げ幅に驚くことになる。
その上、旧大手電力も出戻りを受け付けない状況になっており、すでに選択の自由は制限されている。
唯一の方法は、太陽光発電で自前の発電所を持ち、発電した電気を自分で使うことである。
環境省のストレージパリティより断然有利な補助金
電気代の高騰のため、昨年から自家消費型太陽光発電のニーズが高まっている。ところが太陽光の最も一般的な補助金である環境省のストレージパリティの補助金は、毎回要件が厳しくなっており、今年は蓄電池設置が義務付けられている。また補助金も設備容量1kWあたり、4万円と補助率にすると2割弱だ。
地方自治体には、より条件の良い補助金も存在するが、公募が始まったら、すぐに予算に達して終了するというのが実態である。申請できれば採択される確率は高いけれど、なかなかタイミングを合わせるのが難しい。
「訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業費補助金」
【「宿泊施設における省エネ設備等導入支援事業」
https://shoene-donyu.snavy.jp/
観光庁のこの補助金は2千万円程度であれば、1/2が補助対象になる。
中堅の旅館に最適な規模の補助金である。
太陽光発電も対象なので、これはやらない手はない、宿泊施設の場合は365日稼働しているので、蓄電池を組み合わせるほうが良いと思うけれど、発電した電気を無駄なく100%使うことができる。
気になる方は、グリーンテクノロジーにご相談下さい。
補助額 | 本補助金の補助率及び補助上限額は、以下の通りです。 補助率:1/2 補助上限額:1,000万円 | |
補助対象経費 | 本補助金の補助対象経費は、以下の通りとします。 宿泊施設、観光施設等において実施する省エネ対策に資する以下に掲げる設備・備品の購入・設置に要する経費(設備・備品の購入・設置に附随する経費を含む。) 省エネ型空調 省エネ型ボイラー・配管等 二重サッシ等 太陽光発電、 蓄電設備節水トイレ等 照明機器 その他省エネ対策に必要な設備・備品 |
観光庁は国土交通省の下部組織なので、経産省では対象にならない二重サッシや太陽光発電が補助対象になっている。