環境省はエコチューニングだけでなく、
正統派の省エネ診断事業もやっている。
正統派の省エネ診断事業もやっている。
環境省の省エネ診断は、
CO2削減ポテンシャル診断という。
来年も16億円の予算が付いている。
CO2削減ポテンシャル診断という。
来年も16億円の予算が付いている。
省エネルギーセンターの
無料省エネ診断と違って、
補助金付きである。
無料省エネ診断と違って、
補助金付きである。
でもこの補助金は競争率がとても高く、
中小企業には狭き門になっている。
中小企業には狭き門になっている。
特に、初年度は補助率2/3と
プレミアになっていたので、応募が殺到し、
蓋を開けてみると、
採択された事業者はごくわずかであった。
プレミアになっていたので、応募が殺到し、
蓋を開けてみると、
採択された事業者はごくわずかであった。
それから、我々もクライアントに
他の補助金を勧めることにしている。
他の補助金を勧めることにしている。
グリーンテクノロジーは、この事業に、
相当な期待をもって、1年目から参加した。
相当な期待をもって、1年目から参加した。
もちろん、今年も診断機関として登録されている。
しかし、あまりの書類手続きの煩雑さのために、
来年は卒業したいと思っている。
この事業の執行機関である三菱総研も、
診断機関を集めた説明会では、
最初の年はベテランの男性社員が四名で
気合が入っていた。
しかし、4年目の今年は、
新人らしき女性社員が二名。
私は、女性の説明の方が好きだが、
いかにも、力が抜けている感があった。
そんなことはさておき、事業の内容を説明する。
この事業は3年がかりの長期戦で、その流れはこうだ。
最初に、省エネに取り組みたい事業者が
環境省に応募し、
診断機関とマッチングされる。
1年目
① 診断機関(環境省選定)により診断を実施。
診断 結果に基づいた計画を策定し、削減量を確約。
診断 結果に基づいた計画を策定し、削減量を確約。
2年目
②事業者が CO2削減計画に基づき、
設備導入・ 運用改善を実施。
設備導入・ 運用改善を実施。
このとき、その計画が優れていると、補助金が当たる。
(採択率が低すぎなので、当たるとしか言えない)
補助率が下がってきているので、
来年あたりは民間企業にも可能性あるかも
3年目
③ 事業者が削減量を算出・報告。(削減量必達)。
国が報告内容を分析し、全国へ発信。
国が報告内容を分析し、全国へ発信。
となっている。
期待される効果には、下記のことが書かれている。
診断の実施拡大(診断の制度化を見据えた誘導)、
診断機関の数の増加及び診断の質の向上
L2-Tech導入分野の発掘、
対策が不十分である中小企業への支援
L2-Techは初めて出ててくるが、
先導的な低炭素技術
(L2-Tech: Leading and Low-carbon Technologies)
と言う意味らしい。
この中の診断機関の増加について、一言
現状の書類手続きの煩雑さには
並の会社では太刀打ちできない。
とても100万円の診断で作る
書類とは思えない。
事務手続き上は1,000万円以上の事業で
作る経費説明のレベルである。
担当者に言わせると、
公的資金を使っているので、
書類関係は簡略化できないとのこと。
書類関係は簡略化できないとのこと。
これじゃ、診断そのものより、
事務作業にコストがかかって
赤字になります。