エネルギー使用合理化等事業者支援補助金の狙い目は morishita 2016 年 6 月 1 日 2019 年 12 月 9 日 エネルギー使用合理化等事業者支援補助金の狙い目は へのコメントはまだありません 昨日、福岡でSIIの説明会が行われた。 今年は、補助金の上限金額が 20億円に下げられたそうだ。 そう言っても、 ほとんど、中小企業には関係ないだろう。 複数年の事業は、 施工が1年以上必要な事業なので、 大きな補助金が使われている。 だから単年度の エネ合予算 180億円あっても、 新規採択は515億円 差額は、SIIの事務費と 複数年度事業に使われるようだ。 ちなみに、 昨年度は20億円以上の事業は、1件もなかった。 そして10億円以上の案件は、 以下の3件で、すべて複数年事業であった。 1.加熱炉燃料削減、コークス燃焼効率改善、圧縮機・ポンプ・電動機省電力化による省エネルギー事業新 日鐵住金株式会社/新日鉄住金化学株式会社 ¥1,562,431,066 2.セメント焼成排熱を利用した排熱発電設備設置による省エネルギー事業 宇部興産株式会社 ¥1,101,560,000 3.バイオマスボイラー導入による化石燃料削減省エネルギー事業 レンゴー株式会社 ¥1,066,666,666 また今回も、 エネマネ事業者を活用したエネマネ事業については 補助率が1/3⇒1/2に引き上げられる。 特にビルマルチを使った空調機器の省エネ事業は、 単独では採択が難しい状況が続いており、 エネマネ事業でなければ採択されない ような印象を受ける。 かってはヒートポンプと書けばOKという時期もあった。 エネマネ事業者は毎年増殖して、 今年は68社。 弊社も応募を考えていたが、 これだけ競争が厳しくなると、 逆に適正なエネマネ事業者を選ぶための コンサルタントをやってみようかって考えてます。 ユーザー企業の方は、 エネマネ事業者をどうやって選べばいいか わからない状態じゃないだろうか。 EMSエネマネシステムについては、 後日また書くけど、 システムが複雑になってくると、 どうしても故障が起きる。 巨大なシステムは一か所不具合があるだけで、 使えなくなる。 だから、すぐにメンテできる地元の事業者が サポートしなけばならない。 その体制を作るには、 思う以上にコストがかかるのだ。 それらを考えると、 4千万以下の改修事業ではコスト的に意味がない。 また、エネマネの肝であるエアコンの間欠運転は、 コンクリートが蓄熱しているから可能になるのだ。 木造とか鉄骨の建物じゃ、 エアコン切った途端に温度が上がる。 だから、エネマネは鉄筋コンクリートの建物に限る。 以上より、やっぱり、 LED照明で20%以上の省エネ案件 が最もコストパフォーマンスが良い =採択されやすい という結論です。 ただし、今年からトップランナー基準のある場合は、 それが条件になっているので注意が必要です。 LED照明は、すでに新築には 補助金がなくても採用されるようになっているが、 まだまだ 既設のオフィスビルや倉庫には使われているので、 補助金があるうちに改修すべきだ。