低圧需要の切替え状況 電力自由化の勉強してますか? morishita 2016 年 12 月 24 日 2016 年 12 月 24 日 低圧需要の切替え状況 電力自由化の勉強してますか? へのコメントはまだありません クリーンテクノロジーは 広島県の某工業団地で 電力自由化を受けての エネルギーの計画づくりを手伝っている。 もう既に、 1年以上も勉強会を続けているが なかなか、 電力システムを理解するのは難しいようだ。 何と言っても、 数年前まで選択の余地がなかったので、 誰も勉強する必要がなかったのだ。 自分で選ばなければならなくなったので、 知識が必要になるのだ。 昔の日本は、 結婚相手を親が決めていたので 恋愛のことや、 異性へのアプローチの仕方を 勉強する必要がなかった。 ところが、今や自由恋愛 勉強しないと、 選ぶどころか、結婚もできない。 電力自由化は かなり前から進められてきたが、 実際には 既存の電力会社のシェアは97%以上 新電力の割合は3%にも満たなかった。 ところが、今年の4月から 一般家庭を含む低圧電力も自由化の対象に なってから状況は一変した。 既存の電力会社は自由化されても 引き続き自社の電力を買ってもらうために 自粛していた テレビのコマーシャルを再開した。 そして、今までの規制された料金以外の 新しい料金メニューを提示した。 これが、 今年5月に資源エネルギー庁が 発表した低圧需要の切替え状況だ。 これを見ると北海道では、 すでに95%が切り替わっている。 しかし、 これは低圧自由料金に切り替わった割合で、 新電力に切り替えた訳ではない。 北海道では 自動的に自由料金に切り替わったようだ。 全国でも3割が自由料金だ。 それに引き換え、 中国電力管内は、わずか1.8% 少なすぎる。 実は、この図の中で、 スイッチングとなっている部分が 本当の意味での 既存の電力会社から新電力に 切り替わった部分だ。 しかし、 その割合は公表されていない。 国も電力会社も 形だけの 電力自由化を進めている。 誰かが 風穴を開けないと 日本の電力システムは 本音と建前の二重構造から抜け出せない。 なにより、小さな島国に 9個の独立国がそれぞれ 自分の領地を守っている状況を変えられない。