日本の家電メーカーが軒並み大赤字だ。
自動車も日本では売れない。
不動産も建築も低迷が続いている。
これらの根本的な原因はなにか。
私は、東京一極集中が原因だと考える。
なぜなら、若者は東京に憧れ、仕事も東京に集まっている。
結果として、人は小さな部屋に住み、モノがいらない。
便利な都会の一人暮らしのワンルームでは、大きな家電も、自動車も必要ない。
家を買うことは、ほとんど諦めている。
モノを買っても置くところがない。
逆に、携帯ゲームやグルメ、旅行など消費されるコトにはお金を使う。
日本を見渡せば、大部分が田舎で過疎化がすすんでいる。
このままでは、田舎は高齢者ばかりだ。
消費が無ければ、商売もできない。
今まで、一方的に地方から都会へ人が移住した。
これから、果たして地方に人が戻ってくるのだろうか。
太陽経済の山崎先生は、東京は超高齢化により、医療や介護を維持できなくなり、太陽エネルギーを利用するためにも地方に移動しなければならないと言う。
私は人が豊かさを求めて、また地方に移住する時代が来ることを望む。
大きな家に住まなければ、モノを買うことができない。
国内の消費が無ければ、国内の産業も活性化しない。
それにしても、エネルギーは必要である。
田舎で自家発電して、余剰エネルギーを融通する社会すなわちスマートグリッドを実現することが日本の成長戦略に不可欠と考える。