私は、過去に環境アセスメントの仕事もしていた。この仕事は様々な環境調査があり、なかでも自然環境調査は、専門知識と時間を要する重要な業務である。
会社には、野生生物の専門家もいて、当時、サルやイノシシ、シカの被害の調査も行っていた。
最近は、住宅地などにサルやイノシシが出たというニュースをよく耳にする。
私見ではあるが、これは人が番犬を飼わなくなったことも一因であろう。犬は弥生時代から人と共に暮していて、人は犬がいることで、夜安心して眠れるようになったと言われている。
今日では、マンションでも飼える小型犬が増え、サルやイノシシに吼える番犬がいなくなった。
少子高齢化でペット産業はますます拡大していくだろう。実際、子供の数とペットの数は反比例している。しかし、大型犬を飼うためには郊外に住まなければならない。
日本人が、自然に囲まれた田舎での生活に憧れれば、地方の過疎化は防げるのではないだろうか。