ウミガメがマイクロプラスチックを食べて死ぬ
という話が影響したのか、
スターバックスコーヒーがプラスチックのストローをやめて、
紙製のストローに変えるようだ。
日本の周辺の海洋ごみのほとんどがペットボトル
今から25年前ぐらいまでは
自主規制で日本の飲料メーカーは
小さいボトルにペットを使わなかった。
しかし、
海外から輸入されたペットボトルの水がバカ売れして、
ほとんどの飲み物がペットボトルで売り出されてしまった。
プラスチックはゴミになるとリサイクルは難しい。
(素材レベルでは再生は一般的)
色は同じでも、
素材が違うとリサイクルができないし、
不純物が混じると装置の故障の原因にもなる。
以前紹介したCFPの油化装置でも
ペットが入ると粘着質で装置の清掃が難しい。
人間の目だけでは、
素材で分けることは不可能だ。
そのため、
プラスチックはサーマルリカバリー
による熱回収が半分以上となっている。
そして、残りは埋め立て処分だ。
マテリアルリサイクルは20%程度と考えられている。
昨年までは、資源不足の中国が廃プラを買ってくれた。
しかし、今後はそのルートは使えない。
根本的な問題として
化石燃料が原料であるプラスチックの大量使用があり、
本当の循環型社会には
化石燃料に依存しないプラスチックが必要だ。
先週伺った西邦エンジニアリングでは
トウモロコシと紙から
疑似プラスチックを作る技術を研究している。
トウモロコシだけだと、
価格が10倍ぐらいになるが
それに古紙を混ぜることにより、
コストを下げることができる。
脱プラスチックの時代を先取りし
この疑似プラスチックでレジ袋を作って売りませんか?