環境省は 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金 のなかで、様々な補助事業を実施している。
もともと、環境省は補助事業も直営(外注なし)でやっていたが、石油特会の予算で大膨張して、いまでは多くの事業を (形だけの) 入札で外部の執行機関に委託している。
その中のひとつ、
業務用施設等におけるネット・ゼロ・エネルギー・ビル (ZEB)化・省 CO2 促進事業
のなかで、
既存建築物における省 CO2 改修支援事業のうち
空き家等における
省 CO2 改修支援事業
というのがある。
少子化で人口減少、おまけに若者は首都圏に移住してしまい、地方は空き家だらけだ、その空き家を活用して、活性化しようという補助事業だ。
我が国において、近年空き家等が増加しており、政府としても防犯上・景観上の観点などから、そ の対策が急務である。一方で、近年空き家等について福祉施設等に転用する例が見られるなど、今後 空き家等を業務用施設として活用することが増加するものと考えられる。本事業ではこのような空き 家等を業務用施設として利活用する事業において、古く性能の低い既存の設備を改修し省 CO2 性の高 い設備機器等の導入で、省 CO2 化を図る。
事業の目的
補助金が多様化した背景には、省CO2だけでなく、他の目的を同時に満たすことを意図している。
対象は、 延べ面積 300 ㎡未満の 戸建物件または店舗併用住宅
それを業務用途に変更するものである。
改修後の用途も決められていて、空き家でキャバレーはできない。
民泊などの宿泊施設も対象外になっている。
改修後の用途として、サテライトオフィス、グループホーム、郊外のカフェなんかが考えられる。
この補助金の説明会は、東京、大阪、福岡で予定されていたが、東京以外は中止になってしまった。
あまり知っている人もいないので、今年度は要件を満たせば、採択されやすいのではないでしょうか?
数少ない、東京エリア以外の執行機関です。
参考
一般社団法人 静岡県環境資源協会
http://www.siz-kankyou.jp/2019co2_201904021432176_201904040906228.html