私は、これまで中小企業の補助金申請の支援という仕事を10年以上やって来た。
その中では、補助金の条件が良すぎて、申請が殺到したモノや、まったく人気がなくて応募がなかったものなど、様々な事業があった。
過去に経産省が実施した生産革命という補助金は、先着順の採択というスキームで公募の予定期間が2か月ぐらいで終了するという大チョンボで話題になったことがある。
その時は、郵送しか受け付けないという窓口に、申請書を紙袋に下げた事業者が殺到してパニックになったそうだ。
それ以来、国は先着順に採択するというスキームは実施していない。
ところが、広島市の
広島市テレワーク等ICT環境整備支援事業補助金交付要綱
過去のトンデモ補助金をはるかに上回るたったの2時間で終了した。
これは、広島市の担当者がバカなのか?
今までの補助事業でパソコン本体が補助対象になることはなかった。
コロナの影響で小規模持続化補助金もパソコンが対象になったけれど、あくまでリースであり、補助金でパソコンを買うことはできなかった。
それがこの補助金の補助対象は以下の通り
これじゃ事前に準備していた事業者がパソコンを8割引きで売るのと一緒でしょう。
この補助金企画した担当者は、市の税金を何と思っているのでしょう?