昨日、中央電力株式会社と電力小売りの代理店契約を締結させていただいた。
中央電力は、マンションの一括受電事業を日本に普及させた会社で、電力自由化に伴って大きくなった。関西エリアを中心に電力小売り事業を展開しており、中国地方にも支店営業所を新設されたそうだ。
私も、かってマンションの低圧受電はキュービクルが電力会社の持ち物であり、高圧受電しているのに、個別住居は高額な低圧の契約になっていることに矛盾を感じて、いろいろ調べたことがある。そのとき中央電力の存在を知った。
中国地方においては、昨年までは新電力に切り替える話は、あまり聞こえてこなかった。むしろ、中国電力と長期契約を結んで、特別に安くしてもらったという多店舗展開の本部の話を聞くほうが多かった。
ところが、今年に入って、中小企業経営者の会合でも、「関西電力が営業に来た」という話もよく聞くようになった。大手電力会社が自領を超えて営業する時代が到来したのだ。
関西電力は、中央電力と資本提携し、オリックスの子会社であったオリックス電力を買収している。関連会社を使って他のエリアに展開する計画だ。
グリーンテクノロジーは、中立の立場でのコンサルタントを行うため、特定の会社とのノルマのある業務提携は行わない。
しかし、クライアントがコスト削減を求めている限り、調達方法の提案も必要になる。その際、設備更新と同じように価格だけでなく、付帯的なサービスや事業の継続性などを考慮して、ベストの提案をさせていただくつもりである。
エネルギー供給会社は、「売り上げを上げること」と「省エネすること」に矛盾があり、どうしても、補助金の案内や積極的な設備更新の提案ができない。
その点は、我々のビジネス領域だと考えています。