大阪万博開催決定 健康と医療の前に地球環境を考えよう

2025年大阪での万博開催が決定した。
大阪市は140億円の予算を計上している。
国や民間を合わせれば、1兆円以上の仕事が発生する。

東京一極集中で関西圏の経済の地盤沈下が止まらない。
万博を契機に1970年代の経済成長の再現も期待される。

しかし、その当時と大きく異なるのは、
環境問題に対する世界の見方だ。
地球的規模の温室効果ガスの問題を無視することはできない。
経済と環境を両立しなければ、
世界からの評価を得ることはできない。

温室効果ガスの排出の
最大のポイントは電力の二酸化炭素排出係数にある。

電気は消費の時は排ガスもなく、クリーンエネルギーと言えるが、
電気を作る発電所では多くの化石燃料を燃やし大量のCO2が排出される。
その排出量の合計を電気の消費量kWhで割ったものが排出係数になる。

関西電力HPより

消費側が省エネルギーに取り組んだところで、
CO2排出係数が高くなれば、その努力は相殺される。

関西電力では、
震災前は0.281(kg-CO2/kWh)から
原発が止まった2014年は0.523まで跳ね上がっている。

万博のためのインフラ整備期間と開催中の電力消費は増加する。
それまでには、
再生可能エネルギーの利用率を上げるか
原発の稼働率を上げないと
万博は温室効果ガスの排出量を増加させてしまうことになるだろう。

今回の万博のテーマは
いのち輝く未来社会のデザイン
健康と医療が中心らしいが、
地球環境を考えないと人間は生きていけない。

2 thoughts on “大阪万博開催決定 健康と医療の前に地球環境を考えよう

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