最近は毎年のように補正予算が組まれる。
年度末には、経産省と国交省により、
省エネ関連の補助金事業が行われる。
かっては、補正予算を使って、
エネ合の二次募集が行われた事もあった。
基本的に、
補正予算を使う事業は、一度きりであり、
執行機関である民間企業に、
年度内に発注され
資金が、国から出た後は、
民間企業にプールされ、
補助金とその事務費として使われる。
なので、人気がない補助金の場合は、
お金が余って、国庫に返されることもあった。
私の記憶によると、
BEMSアグリゲーターの補助金事業は、
結局、2年半の期間でお金を使いきる事ができずに、
終了した。
その時の、補助金申請の要件は、
今回の「新エネ合」よりも厳しかった。
ただし、補助率はもっと良かった。
一般的に、FEMSの導入事業は、
設計費、機器費、工事費
の3つの費用が発生する。
一番重要な部分は、
計測機器をどこに設置して、何を制御するか?
そして、配線や通信方法をどうするかの「設計業務」である。
これは、現場に行かなければ、どうにもならない。
このような仕事こそ、
我々ローカルの
エンジニアリング部隊が活躍する場面だ。
しかし、
今回はFEMS導入事業の中で
「機器費」にのみ1/3の補助金だ。
補助金の上限は1億円なので、
これまでよりも、
大規模なFEMSに対応できるので、
じっくり、計画を立てたい所だが、
他の設備機器で補助金を使い果たしてしまう
ことになるだろうな。