これからの省エネビジネスのターゲットを考える

昨晩は広島市内で

省エネビジネスの先駆者である
ヴェリア・ラボラトリーの筒見社長とお会いした。

私が環境コンサルを辞めて独立した頃は
上場企業を創業した雲の上のような人物だった。
今はサシでお酒を飲む戦友のような感じだ。
(とかってに私は思っている)

最近の仕事のこと、
これからのエネルギービジネスの展望など
様々な話をお聞きすることができた。

やっぱり、

エネルギー合理化の補助金に依存するビジネスは

不確実性

の要素が多く、

前年で採択された内容でも、
今年は不採択になったり

事業計画を建てるのが難しい、
補助金に頼らないビジネスを考えている。

という話をされた。

グリーンテクノロジーも、
経産省(SII)の補助金は競争率が高く、
今年は厳しい結果であった。

その理由としては、
前年の採択基準が甘かったので、
申請代行の依頼を
多く受けすぎてしまったという面もある。

しかし、
根本的な原因としては、

クライアントの希望にできるだけ対応したい

という考えの元

補助金に採択させるための指導が
上手にできなかったということがある。

クライアントしては、

もらえる補助金が多い方がいい 

と思うのは人情だ。

しかし、

採択されなければゼロ

という世界なので、

人気薄の条件の悪い補助金 

も検討すべきだ。

そのあたりの、
調整がうまくいかないというのがホンネだ。

例えば、
お湯を使う施設で

ボイラーの更新を計画している場合

コージェネレーションや燃料電池

を導入すれば、
100%に近い確率で補助金に採択される。

しかし、
その設備そのものが、
従来方式と比べて

イニシャルコストが倍ぐらいになる。

それでも、補助金を含めた

ライフサイクルコスト

が低くなるならば、
検討してもらいたい。

筒見社長と話していて

自分は、

熱需要(お湯を使う)施設をターゲットにしていこう

と思いを新たにしたのだった。

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