昨日に引き続き水素と燃料電池の話
東芝の燃料電池の取り組みは、
さすがに電力会社の発電所を作っているだけに突出している。
しかし、
これだけの企業秘密と思える内容を公に発表するのは、
水素関連の開発は、国からの補助金をもらっているからだ。
大企業、特に市場から資金調達できる上場企業が
補助金を取るのはどうかと思うが、
官僚が描いた近未来を実現するために、
国は補助金を使ってコントロールしようとしている。
水素社会は簡単ではない、
現実までの課題が大きすぎて、否定的な専門家も少なくない。
そもそも水素は分子が小さすぎて、従来の容器では、
抜け出してしまうという問題がある。
しかし、日本が技術立国としてアドバンテージを持つためには、
つねに次世代の技術にチャレンジし続けなければならない。
とはいえ、
資金が潤沢な大企業が補助金をもらっているのだから、
自己資金の小さいベンチャー企業こそ補助金にチャレンジすべきである。
東芝のような大企業は、
国の補助金を獲得し事業を遂行するためのスタッフが揃っている。
しかし、
多くのベンチャー企業、中小零細企業は技術開発はできても、
情報収集と役所向けの書類作りのノウハウがいない。
グリーンテクノロジーは、
そんなベンチャー企業をサポートするコンサルタントを目指している。
今回、水素技術の調査を国から委託されたシンクタンクとして
デロイト トーマツ コンサルティングが講演した。
かって、日本を代表するのシンクタンクは
野村総研、日本総研、富士総研、三菱総研、富士総研
があったが、今では補助金の執行団体とかになっていて、
本物のシンクタンクの仕事をしているのだろうか?