JAPANブランド育成支援事業で地元のチャンピオンを世界に

昨日は、地元の農産物から
ドレッシングを作っている会社に伺った。

創業80年で、
もともとは酢を製造販売していたそうだ。

販売先は、お寿司屋さんが多かったが、
ご存知のように
「廻り寿司」のチェーン店が増えて、
従来の寿司屋さんは激減した。

当然、
酢の販売先も少なくなり、窮地に、

そこから自社の酢を原料にした
ドレッシングの製造に転換し、
今では年々売り上げが増えるている。

しかし、

今度は設備の生産能力の不足で困っている。

ドレッシングには、様々な種類があり、
いわゆる多品種少量生産が求められており、
零細企業でも大手に負けない強みを出すことができる。

ドレッシングは、
地元産の野菜を仕入れて原料に使っている。

地方の一次産業は、衰退の一途。

画一化された商品では、
価格競争で儲けが出ない。

そのため、
ブランド化で高付加価値をつけて、
食えるビジネスにするための取り組みに、
国が補助金を出している。

ふるさと名物応援事業補助金
(JAPANブランド育成支援事業)

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の採択事業者が28年7月6日に発表された。

中小企業庁
商業・地域サポート「地域産業支援」

http://www.chusho.meti.go.jp/shogyo/chiiki/index.html

広島県では、二者が採択されている。

田中食品(株)   
広島ふりかけ文化を世界へ展開する戦略構築事業

  (株)ますやみそ  
呉発酵食テラピー ~せとうちの食材とのマリアージュ~

どちらも、広島では知らない人がいない企業だ。

私が、このブログで何度も書いていることだが、
国の補助金も、

選択と集中

強い企業をより、
強くするために補助金を出している。

地域のチャンピオンを世界に出す

そのための補助金なのだ。
決して、
弱い企業を助けるためじゃない。

他に真似ができない
独自の技術がなければ、

研究開発系の補助金には採択されない。

自社のオリジナルの技術

そこを突き詰めなければ、
商品化開発や販売促進のプロジェクトに
補助金はもらえないのだ。

 

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