人は、利得より損失を嫌う
例えば、コインを投げて
表がでれば10万円もらえる
裏が出れば8万円支払う
というギャンブルがあるとする。
チャレンジできるのは1回限りだ。
この場合、ほとんどの人が
やりたがらない。
それは、
統計的には得することが
分かっていても、
一回しかできないなら
自分が
損することを考える。
人は損失を恐れる。
補助金の申請についても
採択率が40%しかない場合
時間をかけて
申請書を作る作業は
時間と労力=お金 を失う。
不採択になり
負ければ、損をする。
得るお金がなければ
時間と労力のムダ
と考えるだろう。
でもこれは、
一回しかチャレンジできない場合だ。
国の補助金は無数にあり、
毎年、形を少し変えながら
同じような補助金を出している。
それは、
理想とする国家を作るための
経済的な手法だからだ。
金銭的なインセンティブを
与えることで、人や企業を動かす。
税金の世界でも行われている。
話を補助金に戻すと
申請に係る労力と時間を
20万円くらいの労働価値とすれば、
採択されれば、100万円
不採択なら、20万円の損
で採択率は50%とすると
何回も続けると
確実に儲かる。
たとえ
一度不採択になっても
挑戦し続けられれば、
確実に得をすることは間違いない。
今年度の生産革命のように
100%採択される補助金もありますから