政府の経済活性化策は
いまや、公共事業よりも
補助金・助成金にシフトしている。
しかも、国が、民間企業に直接投資する。
私は、補助金・助成金をその特性から
大きく3つのタイプに分けて考えている。
1.設備投資型
2.研究開発・調査型
3.雇用対策型
1の設備投資型とは
物を購入して、補助金をもらうタイプ
このタイプは、申請書の段階が難しく、事業自体は購入とか工事の外注で
確定検査も領収書などの資料が揃っていれば問題ない。
ただし、1年後の報告の時に計画が達成されていないとペナルティがある。
2の研究開発・調査型は
自社の社員の人件費が出るタイプの補助金である。
このタイプは、人件費の計算がとても面倒な点が特徴である。
研究や開発を実際に行うだけでなく、詳細な報告書を必要とするため
実際の業務以外に、報告書を作るという作業が必要になる。
あまりにも、労力が大きいので、少額の補助金の場合は、
事務仕事の労力が大きすぎて、残念な気持ちになる。
3の雇用対策型は
人を雇ったらもらえる助成金で、要件を満たしていると
ほぼ間違いなく、いただける。
ただし、契約期間などに定めがあり、助成金のために
不必要な人を雇うことがないよう、気をつけなければならない。
また、この補助金は、もっとも不正受給ターゲットにされやすい。
毎年話題になる、創業補助金
これは基本的に、自分の人件費はでない1のタイプである。
個人事業主の方や、これから事業を始める方が
新たに設備を購入するのに2/3の補助金が出る。
スモールビジネスを立ち上げる方は注目の制度である。