補助金をガンガンに支援していたあの機関がまさかの

本日は朝の6時半から

マイナス30度の冷凍倉庫の調査

霜は省エネの敵です

クライアントは
食品の仲卸の会社だ。

昨日に引き続き

ドラッガー先生は

『ネクスト・ソサエティ』

「今後25年間、イノベーションと起業家精神が最も必要とされるのが政府である」

と語り

民営化への道を示した。

その施策を実行したのが

英国の鉄の女サッチャー首相

民営化を通じた競争原理の導入で活力を引き出したほか、ビッグバン(金融市場大改革)など市場に多くを委ねる大胆な改革を打ち出した。周囲の反対にあっても信念を貫き、長期低迷で「英国病」と皮肉られていた経済をよみがえらせた。(日経新聞より)

日本でも
国鉄に始まり、
電電公社、郵便局と
次々に民営化されてきた。

そして、

政府系金融機関も

昨日は広島県内の某所で
事業者の協同組合の委員会が行われ
我々も
コンサルタントとして参加した。

委員会のメンバーに

商工中金の支店長も
いらっしゃったが
当日は欠席

代理の方が
最後に挨拶された。

例の補助金がらみの
不正融資に関してのお詫びだ

経産相、商工中金の不正融資問題「きょうにも業務改善命令」 日経新聞5/9

商工中金の不正融資414億円 本部も隠蔽関与 朝日デジタル 4/23

商工中金は
政府系金融機関で
公務員と言ってもいい立場

それが

災害や景気悪化で経営が悪化した企業に低利で貸し出す国の「危機対応業務」を使った不正な融資を行っていた。

中小企業が対象の
ものづくり補助金や
経営強化法の支援機関として

商工中金は
多くの中小企業の
補助金申請を支援している。

我々のような民間と異なり

審査する立場に近い金融機関なので

抜群の採択実績があり

ほとんど
中小企業支援のコンサルタント
の役割りもしていた。

それが、
融資の額を拡大するために

補助金を利用した
不正に手を染めていたとは

中小企業は
上場企業と違い
自己資金だけでは
先行投資ができない。

補助金をもらうためには
先に事業の経費を
払わなくてはいけない

必然的に
金融機関とのかかわりも出てくる。

この状況を見ると

中小企業を借金漬け

にするために親切なフリをしていた。

と言えないだろうか。

コンサルフィーは
正当に払わないと

別のところで
ツケを払うことになりますよ。

今回の事案は
業務改善命令だけで済まされるだろうか

最悪の場合は解体も考えられる。

商工中金から
支援を受けている
中小零細企業も

マイナス30度の
冷蔵庫の中のように

震えあがっているかもしれない

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です