昨日は、高校のサッカー部のOB会があり、
博多にいた。
オバマ大統領の来広はテレビで見ていた。
広島にいてもテレビで見るしかなかったけど、
昨年6月までの8年間、
私の会社は平和記念公園前の中島町にあった。
窓からは、平和大通りの並木が見えて、
会社を出て横断歩道を渡ると公園だった。
昼時は、公園を歩いて、
ランチに出かけていた。
3年前の手術のあとは、
歩くのも困難な状態だったので、
リハビリのため、
毎日、公園の内を散歩していた。
アーチの前では世界平和を祈りながら、
自分の復活もお願いしてた。
その場所に、
オバマ大統領がいることに感動した。
世界を一瞬で消滅できる、
核のボタンを押す権限のある人が、
原爆資料館を見る意味は大きい。
核の破壊力、
そして元に戻すことのできない時間。
平和記念公園のある中島町は、
広島市の中心部にある中之島で、
T字型の相生橋で繋がっている。
当時は、
広島経済の中心地で
一番の繁華街だったと聞く。
そのT字が原爆投下の目標となった。
ヒロシマの後
世界の主要国が核武装し、
戦争ができなくなった。
人類が核の恐怖を知ったことが、
戦争への抑止力を高めていることは
間違いないだろう。
世界から核はなくならない。
しかし、
70年前に国家の存亡を賭けて戦った国である、
日本の総理と米国の大統領がともに、
ヒロシマの地を訪ね
祈りを捧げたことは大きな意味がある。
相手を思いやる心がなければ、
人間じゃない。
今、人類は、
温室効果ガスによる気候変動という、
世界共通の課題を抱えている。
地球温暖化は、
あとから反省して救われるものじゃない。
願わくば、
次期大統領にもパリ協定から離脱することなく、
人類共通の課題に向かい合ってほしい。
