昨日は、早朝から東広島市役所にでかけ、環境対策課の方にお話を伺った。
本題は、レジリエンスの補助金の申請要件になっている「地方公共団体との災害時協定」について、相談することだった。
民間企業が、災害時に停電しても、太陽光発電と蓄電池で自立して、営業できるガソリンスタンドを計画している。
コロナ後の避難所の形も変わり、体育館みたいな場所で集団で寝泊まりすることができないため、広い駐車場に車中泊するという方針に変わりつつある。
東日本震災や豪雨災害の際も、プライバシーを重視する人は自分の車の中で寝ていたという話も聞いた。
そうなると、
最重要な物資は燃料である。
災害時に給油するためには、自前の電力を確保しておく必要がある。
ガソリンスタンドは、防災の最重要拠点であり、国も自家発電装置については補助金を出している。
しかし、これは緊急時に短時間利用する仕様で、数日間使える発電機ではない。
民間企業が自ら防災施設を作るという話なのに、市役所の回答は
「規定がないので、これから検討する」
そうなると、防災計画から作り直さないといけない。
なかなか、息の長い話だ。
前職では役所の発注で、地球温暖化対策の地域計画の策定の仕事をしていた。
予算を取って、コンサルに発注して、委員会を立ち上げて一年がかりだ。
★当時の私は、民間の仕事に対する知識も全くないまま、役所の方を向いて仕事をしていた。
その手続きの流れは知っているけれど、
とても、今回の補助金申請に間に合うスケジュールじゃない。
残念
ところで、
レジリエンスZEBの補助金の設備要件には再生可能エネルギーの活用が必要だ。
再生可能エネルギーはいろいろあるけれど、何が本命か?
それは、
ズバリ太陽光と地中熱だ。
バイオマス発電は、燃料価格の変動も大きく、風力はメンテナンス費用が高い。
地熱発電は地域が限られるし、自然災害のリスクもある。
太陽光と地中熱は、無限に存在し、可動部分が少ないためメンテナンスフリーだ。
昨夕方には、グリーンテクノロジーに東京から株式会社アクアイースターの宇賀さんが、地中熱利用した地下水クーラーの説明に来られた。
西日本には、まだまだ少ないそうだが、電気式エアコンが普及する前は、この方式がメジャーだったそうだ。
電気代はエアコンの1/10だそうだ。
空間の広い工場の冷房にもいいし、
ZEBの補助金には、最適な設備だと思う。
なんと、ウイルス対策の機能まであるという。