福岡のお客さんとの打ち合わせのため、
昨晩から車で福岡に移動して、万葉の湯に泊った。
ここは、駐車場がある巨大な温浴施設で、
寝ることもできる休憩室がある。
私は、このような施設に来ると省エネの余地がないか、
アチコチ見回るようにしている。
一般的な自動ドアはシングル構造で、
人が出入るするときに外の冷たい空気が入る。
ここは、1階に入り口があり、そこからエスカレーターで上がり、
2階に再び自動ドアがあり、そこから受付に入っていく。
実質的に2重ドアになっていて、外気の進入は最小限になっている。
なぜか、入り口の外に入湯税を払うための自動販売機があり、
一人150円を払う。
館内は全て暖房されているので、浴衣か作務衣ですごす。
この点は、部屋ごとに個別空調をつけているホテルよりも、
快適で、かつ一人当たりのエネルギーでは、より少ない。
しかし、
温泉は24時間の大浴場があるので、
消費エネルギーの大半はこのお湯を作るエネルギーである。
源泉の温度は何度なのか、重油炊きのボイラーなのか、
ガスやで電気温水器なのかなどが、気になる。
ちなみに、
広島の「ほの湯」は中国電力の経営なので、深夜に電気でお湯を作る。
休憩室は、いろいろな種類の部屋があり、
巨大スクリーンで映画を見れる部屋や
リクライニングシートで専用テレビのある部屋、
マットがある仮眠室などがある。
すべて雑魚寝なので、他人のイビキが気になる人用に耳栓も売っていた。
非常に快適で、リゾートに来た気分だが、一つ注意が必要だ。
それは、館内の飲食代金が大変高いことだ。
生中のビールが600円なのは許容範囲だが、
ザクザクきゅうりという、
きゅうりを切って塩昆布をふりかけた小鉢が490円だった。
翌日の朝食も、バイキングかと思いきや、
おかず一つ一つに値段が付いていて、
好きなものを取った後に精算する仕組みだった。
この方式の朝食は私も初体験で、
連れのほうは、ウィンナーを3本取ったら、1本190円だった。
油断したら朝食から確実に、2000円コースだ。
(もちろん飲食物の持ち込みは禁止)
さて、今回の出張の目的は、SIIの補助金を受けて、
省エネ改修、1年後に提出する実績報告書の件である。
SIIの補助金を受けると、その年度内で工事を完了し、
確定検査というものを受け、
1年間エネルギー使用量をモニタリングして、
申請書の計画値を守れているかを報告しなければならない。
今回のお客様は、
福岡市早良区の「湧水 千石の郷」という温浴施設の
ボイラー改修工事の省エネ事業である。
今月までの実績を見る限り、
省エネ率18%をクリアできそうである。
「湧水 千石の郷」はとてもエコな施設なので、
皆さん地球温暖化対策のために、絶対行きましょう。
http://www.sengokunosato.com/index.html
ここのバイキングは日本一と評判なので、
値段を気にせず食べられますよ。
http://www.sengokunosato.com/buffet.html
もちろん味も最高です。